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「不動産売買契約書」の記載内容と注意点 ~Part2~

2023-08-29

不動産売買契約書の一般的な項目

(1)土地・建物、契約の当事者に関する項目
(2)土地面積および土地代金の精算に関する項目
(3)売買代金や手付金、支払いに関する項目
(4)所有権の移転、登記、引き渡しに関する項目
(5)付帯設備等の引き継ぎに関する項目
(6)危険負担、契約違反による解除、契約不適合責任等に関する項目

前回は、(1)~(2)までの記載内容や注意点をご紹介しました。
今回は、(3)~(4)までの項目をご紹介します。

(3)売買代金や手付金、支払いに関する項目
●売買代金の支払時期と支払方法について
契約締結時に買主から手付金を受け取り、
引き渡し時に残代金の支払いを
受ける形が多くなっています。
土地面積の実測売買で引き渡し時に精算する場合は、
その支払い方法についても記載します。

●手付金と手付解除について
契約締結時に支払われる手付金は、
最終的に売買代金の一部になります。
契約当事者のどちらかが契約の履行をしなかった場合の、
手付金の扱いや手付解除の詳細についても明示されます。

●公租公課等の精算について
固定資産税や都市計画税など
土地建物に課される税金や、光熱費、
管理費などの各種負担金は、
売主と買主の間で清算するのが一般的です。
契約書には、負担の区分や
精算方法などが明記されます。
通常は、物件の引き渡しの前日までは売主、
引き渡し日以降は買主とし、
精算は引き渡し日を基準に
日割りで行うことが多いようです。
納付分担の起算日は「1月1日」か
「4月1日」のどちらに決め、契約書にも記載します。

(4)所有権の移転、登記、引き渡しに関する項目
●所有権の移転の時期について
買主から売買代金が支払われると同時に、
所有権が売主から買主に移転するのが通常です。
契約書にもその旨が明記されます。

●登記申請手続きについて
売主は、買主から売買代金を受領すると同時に、
物件の所有権を買主の名義に移行する
登記申請手続きを行うのが通常です。
契約書にもその旨が明記されます。

●引き渡し時期と抵当権の抹消について
物件の引き渡しも、売買代金の支払い、
受領と同時に行われるのが通常です。
完全な所有権で引き渡す契約をした場合、
抵当権や賃借権など設定されていないことを
確認する必要があります。
所有権の行使を妨げる権利は、
売主の責任で引き渡しまでに抹消しなければならず、
契約書でもその旨が明記されます。

投資用物件の売買では、
賃借人やテナントが入居した状態で、
賃貸借契約がそのまま買主に
引き継がれる場合があります。引き継ぐ権利、
引き継がない権利がそれぞれ
明確に記載されているか、よく確認しましょう。


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