指し値、というのは、
価格交渉(値引き交渉)のことです。
普段の買い物で値切ることは
あまり頻繁に行わないと思いますが、
不動産のように大きな買い物になると、
「もう少し安くならないか」
と値引きをお願いする・されることがよくあります。
指し値はよくあることなので、
売主側も指し値、つまり値引きを提案されることを
覚悟したうえでの値付け
(売り出し価格の設定)をするようにしましょう。
つまり、この価格では絶対に売りたいという
最低限の価格にある程度の金額を
上乗せしたものを売り出し価格として
設定しておくのがベター、ということです。
◆指し値は必ずしも応じなくても良い
5000万円の物件に対して、
いきなり4000万ではどうか、
と大きな指し値が入った場合、
すぐに返答するのは止めておきましょう。
1000万円の指し値はかなり大きな金額です。
それ以上の価格での購入希望者が
現れるのではないかと思った場合は、
そちらを待ってみるのが良いでしょう。
もちろん、売り出しから1カ月も2カ月も
経っているのに購入希望者が全然現れない、
といった場合には、大きな指し値に対しても
応じるべきかもしれません。
売主、買主双方の希望をすりあわせていき、
お互い納得の金額でのやり取りになるようにしましょう。