(1)築年数が経過した古い物件
築年数が古い物件は、
市場価値が下がるのが一般的。
とくにマンションでは、
旧耐震基準(1981年5月以前に設計された建物)
は仲介では買い手がつきにくい傾向があります。
売却前にリフォームやリノベーションで
資産価値を高める方法もありますが、
お金をかけたからといって
必ず高値で売れるとは限りません。
現状のまま引き取ってくれる
不動産会社に売却したほうが確実です。
(2)立地が良くない物件
不動産を探す人は、
立地や利便性で条件を絞り込むことが少なくありません。
交通利便性が低い、
駅から遠いなど、悪条件がある物件は、
仲介では売れ残ってしまう可能性があります。
不動産会社に買い取ってもらったほうが、
短期で売却が完了できます。
(3)ワケあり物件
事故や近隣トラブルがあった物件、
再建築ができない物件などは、
不動産市場では買い手がつきにくいもの。
売り主には告知義務があり、
購入者にとって不利益になる
情報は公開しなくてはなりません。
売却後のトラブルを避けるなら、
不動産会社に買い取ってもらったほうが安心。
不動産会社には訳アリ物件を
有効活用するノウハウがあるため、
買取にも応じてもらいやすいと言えます。
(4)仲介で長期間売れない物件
上記で紹介したほかにも、土地の形状や広さ、
周辺環境など、不動産の買い手がつかない理由は
いろいろ考えられます。
売れ残ったまま時間が経過すれば、
そのぶん固定資産税など経費もかかりますので、
どこかで見切りをつけて
買取に転じたほうが良い場合もあります。