早く、確実に売却できるのが「買取」の良いところですが、
反面、デメリットも存在します。
買取のメリットとデメリットをさらに具体的に紹介します。
【買取のメリット】
(1)売却までの期間が短い
仲介は買い手が現れるまでにどれだけかかるか未知数で、
スケジュールが立てにくいのが難点。買取なら、
不動産会社が直接物件を買い取ってくれるので、
価格の折り合いさえつけばすぐに売却できます。
(2)内覧が不要
仲介の場合、物件に興味を持った人が希望すれば、
家の中を見学してもらう機会をつくらなくてはなりません。
買取の場合は不動産会社が査定の際に内覧する程度で、
知らない人にたびたび自宅を開放するストレスはありません。
(3)契約不適合責任が免責
仲介の場合、不動産売却後に欠陥が見つかった場合、
売主が責任を負うケースが多くなっています。
買取の場合は、プロである不動産会社が買主様であるため、
契約不適合責任が免責されるケースがほとんどです。
(4)近所に知られずに売却可能
買い手が見つかるまで広告宣伝を行う仲介とは違い、
買取では不動産会社とのやり取りのみで売却が完了。
ご近所の方に自宅を売ろうとしていることを
知られずに売却できます。
【買取のデメリット】
仲介では、相場価格を考慮して売却価格が決まるため、
比較的高値で売却することも可能です。
しかし、買取では相場価格より
安い価格が提示されることがほとんど。
買取後にリフォームやリノベーションを行う場合、
そのための経費が差し引かれ、
また、不動産会社が再販売する際の利益分も
考慮する必要があるからです。
買取は売却価格が安くなってしまうことから、
「少しでも高く売りたい」という方には不向きです。
「多少は安くなってもいいから、とにかく早く売りたい」
という方に適しているのが買取という方法です。