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隣地の工作物の一部が越境している場合の対処方法

2024-05-16

はじめに

隣地の工作物が越境している場合の対処方法については、
法律的な手続きや、
隣人との良好な関係を保つための
コミュニケーションが重要です。
以下に具体的な対処方法をいくつか示します。

1. 状況の確認と証拠の収集
まず、越境の事実を確認し、
その証拠を収集します。

測量: 専門の土地家屋調査士に依頼して、
境界線の正確な位置を測量してもらいます。
写真撮影: 越境している部分の
写真を撮影し、記録します。
書面記録: 事実関係や経緯を時系列で
書面に記録します。

2. 隣人との話し合い
次に、隣人と話し合いの場を設けます。

冷静なアプローチ: 感情的にならず、
冷静に事実を伝えます。
証拠提示: 測量結果や写真を見せ、
越境している事実を説明します。
解決策の提案: 具体的な解決策
(工作物の撤去や修正など)を提案します。

3. 法的手続き
話し合いで解決しない場合は、
法的手続きを検討します。

内容証明郵便の送付:
越境をやめるよう正式に求める文書を
内容証明郵便で送ります。
これは後の法的手続きの証拠にもなります。
弁護士の相談: 専門の弁護士に相談し、
適切な法的措置を検討します。
裁判: 最終手段として、裁判を起こすこともあります。
裁判所が境界確定のための判断を下し、
越境部分の撤去を命じることがあります。

4. 境界確定訴訟
隣人との合意が得られない場合、
境界確定訴訟を提起することができます。

境界確定訴訟とは: 境界線の確定を
裁判所に求める手続きです。
証拠提出: 測量結果や証拠写真を提出します。
判決: 裁判所の判決に基づき、
越境部分の撤去や修正が命じられます。

5. 裁判外紛争解決手続き(ADR)
裁判に至る前に、裁判外紛争解決手続き(ADR)を
利用する方法もあります。

調停: 第三者(調停人)を介して、
双方が合意に達するように話し合いを進めます。
仲裁: 仲裁人が判断を下し、
その決定に従う形で解決します。

注意点
法的なリスクと費用:
裁判などの法的手続きにはリスクや費用が伴います。
弁護士費用や裁判費用、
時間的なコストを考慮し、慎重に判断します。

コミュニケーションの維持:
隣人との関係をできるだけ良好に保つよう努めます。
将来的なトラブルを避けるためにも、
穏やかな態度で接することが重要です。

まとめ
隣地の工作物の越境問題は、
まず事実確認と証拠収集を行い、
隣人と話し合いを試みます。解決しない場合は、
内容証明郵便を送り、法的手続きや境界確定訴訟、
ADRを検討します。最も重要なのは、
冷静かつ慎重に対応し、
隣人との良好な関係を保つことです。


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