不動産専門のデータ会社、
東京カンテイが調査したデータに、
マンションの平均売却期間が出ています。
首都圏のデータを見てみると、
売却開始から1カ月以内に売れたマンションは39.6%。
3カ月だと67.3%、7カ月だと90.5%、となっています。
データでは最終的に12カ月で100%が売れた、
となっていますが、買い手がつかないなどの理由で
売却を中止した場合などもあると思われます。
◆売却にあたっては値引きも検討を
時期を追うごとに売れた物件が増えていく、
というのは当然だと思うのですが、
先ほどの調査では、売り出し価格と
実際に売れた価格の変化をセットでデータ化しており、
値引きがどのようなものだったかを数値化しています。
それによると、1カ月以内に売れたマンションは
約3%の値引き、3カ月で6.83%、7カ月で13.06%、
12カ月で15.01%の値引きがありました。
つまり、時期を追うごとに物件が売れていくのは、
単純に時間を掛けただけではなく、
それに併せて値引き幅が増えていった、
ということなのです。
スムーズな売却を行いたい場合には、
売り出し当初に適正価格をつけているかどうかが
ポイントとなるでしょう。